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アートプロジェクトのやりがいとは?/原泉アートデイズ!2023の楽しみ方

こんにちは!

原泉アートプロジェクトでインターンをしている酒巻 鼓(さかまき つづみ)です。

 

いよいよ、「原泉アートデイズ!2023」が始まりました!

 

 

本記事は、私が原泉アートプロジェクトのインターン生としての活動を通して感じた、

アートプロジェクトに関わることの楽しさをもとに、

「原泉アートデイズ!」の新たな楽しみ方を考えてみる試みです!

 

皆さんに原泉アートデイズ!を楽しんで頂くための参考になれば幸いです。

 

滞在アーティストとのツーショット写真

滞在中のハブリと一緒に

 

 

滞在生活

 

「原泉アートデイズ!」では、原泉地区にアーティストが滞在し、制作した作品が展示されます。

 

普段の慌ただしい生活から離れた原泉での滞在生活では、

 

制作に没頭したり、ゆとりある時間を過ごしたりすることができます。

 

私は実際に滞在してみて、

滞在中のゆとりある時間の中で自分と向き合ったり、

地域の人や同じく滞在している様々な背景を持つ人達と交流したりすることで、

 

自身の見解を広げ、新たな気付きを得ることができると感じました。

 

また、滞在生活の中で昼食と夕飯の2食は、

 

毎回全員でテーブルを囲み、一緒にご飯を食べます。

 

  HARAIZUMI AIR MEALS(原泉の共食の様子) ある日の昼食の様子

 

毎日2回の食事の時間や夕食後など、滞在アーティストの方々といろんな会話や議論をしました。

 

毎日のように話すことでアーティストの人となりが分かったり、

僅かな時間であるにもかかわらず、自分の考えに影響を与えられたりしました。

 

どんな人も、そこでは互いに影響を与えあう場となっていたように感じます!

 

原泉アートデイズ!で展示される作品は、そのような環境の中で育ったものです。

 

それぞれのアーティストが滞在中に誰とどのような会話をしたのか、

どんなことを考えたのかを想像して作品を見ると、

少し違ったように作品が見えるかもしれません。

 

 

いろんな技法を知ることができる

 

原泉に滞在しているアーティスト達は様々な素材や技法を使って作品を制作します。

 

西村卓さんのコースター制作中の樹脂

アクリル樹脂を使ったコースター(制作中) 

 

 

インターンとして関わることで、

アーティストから素材や技法の特徴や扱い方を教えて頂いたり、

ご厚意で素材を扱わさせて頂いたりしました。

 

特に、コンクリートを手ごねで作らせて頂いたことが印象に残っています。

 

皆さんは、コンクリートが何からできているか知っていますか?

 

砂利、砂、セメント、水

 

これがコンクリートの材料です。

これらの材料を、決められた割合で混ぜ合わせます。

 

コンクリートは鮮度が命!

 

混ぜ終わったらすぐに型に移します。

 

振動を与えながら移すことで、コンクリートの表面が滑らかになります。

 

原泉に滞在している作戦のメンバーの一人である、建築家の秋山佑太さんから、

コンクリートに対しての愛をたくさん聞かせて頂きました!!

 

コンクリートの手ごねの様子

コンクリートを手ごねで作ってみる 

 

 

原泉でのアーティスト同士の交流を通して、

新しい素材や技法に挑戦する方もいるそうです。

 

まさに、アーティスト人生に変化を与える環境のように感じます。

 

その他に、原泉の地域の人達が着ていたセーターの毛糸を作品の素材として用いているアーティストや、七夕でつかわれた飾りを作品に用いるアーティストなど、

 

原泉で出会ったモノを取り込んだ作品も多くあります。

 

「原泉アートデイズ!2023」では、

 

  • その作品を、作家がどのような技法で作ったのかを予想してみる

  • どのような素材が用いられているのかを探してみる
  • その素材を通して、作家が原泉でどのような体験をしたのか想像してみる

 

という楽しみ方もあります!

 

 

作品が生まれる現場に立ち会える

 

アートプロジェクトに関わる中で、

 

最もおもしろいといっても過言ではないことは・・・

 

アーティストが作品を制作する現場に立ち会えることです。

 

 

竹材を使った作品制作中のHABURI

HABURI/ハブリ

 

作品やそのコンセプトが形成される過程を近くで見ていると、

 

作品への愛着が湧き、

作品の完成がすごく楽しみになりました。

 

また、実際に展示されてみると、作品と原泉の土地、人々がどのように結びつくのか、

展覧会が開催されることが待ち遠しくなりました。

 

作品制作中の西村卓。BRUNObikeの自転車をアートバイクに仕立て中。

西村卓

 

作品制作中の作戦メンバー

作戦(野々上聡人、秋山佑太、有園絵夢、弓塲勇作)

 

 

本記事では、複数の制作途中の作品を掲載しましたが、

原泉アートプロジェクトの公式インスタグラム(@haraizumiart)でも、

 

滞在制作の様子を投稿しています!

 

本記事や公式インスタグラムに掲載された作品が、

アートデイズ本番にはどのような姿となって展示されているのか・・・

 

皆さんもチェックしてみてください!!

 

 

まとめ

 

以上、私が原泉アートプロジェクトのインターン生として関わる中で感じた楽しさをもとに、

「原泉アートデイズ!2023」の楽しみ方を紹介しました。

 

アーティストが原泉でどのような人やモノと出会い、

どんな会話をしたのか・・・。

 

それらがどのように展示に反映されているのか。

 

たくさん想像しながら展覧会を楽しんで頂けたら嬉しいです!

 

 

「原泉アートデイズ!2023」がいよいよ今秋から開催されています。

 

「原泉アートデイズ!」公式サイトはこちら

 

 

これまでに掲載された制作途中の作品がどのような形になったのか、

ぜひ皆さんの目で確認しに来てください!

 

皆さんのご来場をお待ちしております。

 

作戦のメンバーとのツーショット

滞在中の作戦と一緒に

関連情報

【公式オンラインショップ】HARAIZUMI ART PROJECT

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HARAIZUMI ART PROJECTは、静岡県掛川市北部の原泉地区でアーティスト・イン・レジデンスを開き、アーティスト支援と現代アートを通した交流事業と文化振興を行っています。自然豊かな地域社会の中でアート活動の新しい形を模索し提案。また、オリジナルグッズやアート作品等を取り扱い、売上を積極的な活動に活用しています。

屋号 HARAIZUMI ART PROJECT
住所 〒436-0036 
静岡県掛川市萩間702
営業時間 10:00-17:00
定休日 不定休
代表者名 羽鳥 祐子
E-mail info@shop.haraizumiart.com

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